九州北部・中国・北陸で春一番。未明は東日本でも強風が…

きのうは日本海を進む低気圧に向かって、南寄りの風が吹き、九州北部や中国、北陸地方で春一番を観測しました。フェイスブックの書き込みでは、伊豆半島付近でも、きょう未明は強風だったとのことで、ひょっとするとコレも春一番だったのかもしれません。

いわゆる”春の嵐”ですが、気象庁では立春~春分の間で、最初に吹いた南寄りの強風を『春一番』と呼んでいます(気象庁では、他にも春一番の定義はありますが、こんかいは割愛)。

今となってはよく聞かれるコトバですが、春一番の由来は1859(安政6)年3月中旬にさかのぼります。現在の長崎県壱岐島沖で、強い南風にあおられ漁船が転覆し漁師53人が犠牲になりました。それ以降、漁師らがこの強い南風を「春一」「春二」と呼び警戒する慣習が生まれ、これが「春一番」の由来とされています。そして現在、長崎県の元居公園には、帆をイメージた供養碑「春一番の塔」が建てられています。

春先にかけては、天気が急変しやすい時期でもあります。春の便りにココロほころぶ一方で、急な天気の変化には気を緩めることはできなさそうです。

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hiro

小学校の理科をきっかけに天気に興味を持ち、大学進学を機に海洋気象に出会う。大手民間気象会社在籍時は主にラジオの気象情報を担当し、言葉だけで表現することの難しさと重要性を実感する。現在は新たな民間気象会社にて海の気象情報を伝える傍ら、今後は子供達が天気や海遊びに興味を持ってもらえるような活動に参加したいと思いを巡らす。

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