九州北部・中国・北陸で春一番。未明は東日本でも強風が…

きのうは日本海を進む低気圧に向かって、南寄りの風が吹き、九州北部や中国、北陸地方で春一番を観測しました。フェイスブックの書き込みでは、伊豆半島付近でも、きょう未明は強風だったとのことで、ひょっとするとコレも春一番だったのかもしれません。

いわゆる”春の嵐”ですが、気象庁では立春~春分の間で、最初に吹いた南寄りの強風を『春一番』と呼んでいます(気象庁では、他にも春一番の定義はありますが、こんかいは割愛)。

今となってはよく聞かれるコトバですが、春一番の由来は1859(安政6)年3月中旬にさかのぼります。現在の長崎県壱岐島沖で、強い南風にあおられ漁船が転覆し漁師53人が犠牲になりました。それ以降、漁師らがこの強い南風を「春一」「春二」と呼び警戒する慣習が生まれ、これが「春一番」の由来とされています。そして現在、長崎県の元居公園には、帆をイメージた供養碑「春一番の塔」が建てられています。

春先にかけては、天気が急変しやすい時期でもあります。春の便りにココロほころぶ一方で、急な天気の変化には気を緩めることはできなさそうです。

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ことしの花粉はどんな感じ?

敏感な方は既に始まっているとチラホラ聞きますが、今年も各社より花粉の飛散予測(第2、第3報あたり)が発表され、すこし見比べてみました。

■花粉症とは?
まずは「花粉症」とは何か?を【花粉症環境保健マニュアル(環境省・2014年1月改訂版)】で見てみると”花粉症は体内に入った花粉に対して人間の身体が起こす異物反応”と記されています。悪いものを排除するという、本来であれば身体の良い反応なのですが、これが過剰に反応してしまうと日頃の生活などに支障がでてしまう…ということなんですね。

■花粉の種類と一般的な飛散時期
花粉症の多くは、特に普段目にする『花粉飛散情報』はスギやヒノキが対象ですが、日本で報告された花粉アレルギーは約60種類も報告されているそうで、そのうち花粉症は約50種あるそうです。キク科のブタクサやヨモギ、イネ科のカモガヤ、樹木においてもシラカンバ、ケヤキ、コナラ、クヌギなどなど。

一般的にスギやヒノキは春中心(スギは秋にも若干あるそうです)、ブタクサなどは夏の終わりから秋にかけて、イネ科は何と春から初秋までと長期に渡り飛散します。

これら、自分がどんな花粉に反応するのか?は、耳鼻咽喉科などの専門の医療機関で検査を受けられると思いますので、一度検査をしてみるのも良いかもしれません。

■2018年のスギ・ヒノキ花粉は?
さて国内で花粉飛散予測を発表している主なところを見てみました。なお情報は常にアップデートされていますので、最新情報ならびに詳細は、各社のサイトで確認いただけますようお願い致します。

<日本気象協会:2018年1月16日発表「2018年春の花粉飛散予測(第3報)>
・東北の飛散量は前シーズンの約2倍、関東甲信、四国では約1.5倍
・東京のスギ花粉のピーク期間は3月上旬~4月上旬までの約1ヶ月と長期間

<NPO法人 花粉情報協会>
・2018年の春は各地で花粉が多くなる見込みで、特に東北南部から関東、東海にかけてかなり多くなりそう
・飛散開始は例年並みかやや早い予想

<ウェザーニューズ:2018年1月23日発表>
・西日本、東日本の飛散開始は2月上旬、ピークは3月上旬で、東北では3月中旬~下旬となる予想
・飛散量は全国的に少なめ。平年の65%、関東では最大70%減も

飛散の期間については、西日本は2月に入れば、東日本も早いところは2月に入れば直ぐ、遅くても3月上旬には、東北では3月頃からといった予想で、概ね揃った感があります。一方、飛散量については、日本気象協会と花粉情報協会では多くなるとの予想に対し、ウェザーニューズは平年よりも少ないと見込んでいます。

■花粉が多く飛ぶ日や時間は?
再び”花粉症環境保健マニュアル(環境省・2014年1月改訂版)”を参考にしましょう。

◯花粉の多い日
1,晴れて、気温が高い日
2,空気が乾燥して、風が強い日
3,雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあと

◯花粉の多い時間帯
一般的には昼前後と日没後に多くなるそうです。午前中はスギ林から飛び出した花粉が都市部に到達するタイミングで、日没後は上空に舞っていた花粉が落下してくるタイミングだと考えられているようです。

私も花粉症に悩まされる一人として、目鼻おさえる日々を想像すると、早くも目が潤みそうな思いです。。。

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きょうから研修スタート

きょうから気象防災アドバイザーの育成研修がスタートします。

日々専門天気図眺めながら業務に携わっておりますが、割合としては独学が多く、まだまだ勉強不足を感じる場面も。

今回の研修を経て、少しでも社会に還元できる幅が広がるよう、しっかりと吸収してゆきたいと思います。

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2月からライジャケ着用義務の範囲が拡大!

いよいよ平成30年2月から、ライフジャケットの着用義務の範囲が拡大されます。

とは言え、私がお邪魔するところの方々は、ごくごく普通に普段からライジャケを着用されているので、敢えてココで…という感じもするのですが、、、

ただ、チョット気をつけておきたいのは着用するライジャケについては国土交通省型式承認(桜マーク、検定品)でないとダメというところ。

まずは着用義務範囲の確認を…『小型船舶の船室外の甲板上では、原則、すべての乗船者にライフジャケットを着用させることが、船長の義務になります(平成34年2月1日以降は違反点2点が付されるようになります。国交省海事局安全政策課チラシより)』

ライフジャケットの種類…『国が安全性を確認した証である桜マークのあるライフジャケット』
ライフジャケットにも色々種類があって”結局どれを選べばいいの?自分が持っているものは大丈夫なの?”と迷ってしまいそうです。少なくとも船に乗る場合においては”桜マーク”が付いていることが最大のチェックポイントと言えそうです。

船以外でライフジャケットを使うシーンといえば、陸っぱり、磯釣り等のアングラーさん。こちらは「レジャー用ライフジャケット」と呼称されるものがあります。当然のことながら、こちらは船に乗る際には利用できませんので、時に遊漁船に乗れる機会があったときには間違えて着用しないようご注意下さい。

着用義務拡大とかライジャケの種類って何?みたいのが、わかりやすく解説してくれているサイトがありました。私もとっても参考になりました。ので、ご紹介しておきますね。

■ライフジャケットの着用義務拡大[”小舟でトト釣り”より]

ライフジャケット全員着用義務化 プレジャーボートも対象

■ライフジャケットの色々な種類[”小舟でトト釣り”より]

ライフジャケットの種類と選び方 TYPE、船検対応、国交省承認、新基準とは

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締め切り迫る。気象防災アドバイザー育成研修

気象庁では、地元の役所などに於ける防災の現場で即戦力となる気象防災の専門家を育成しようと、国の防災制度や地方公共団体の防災対応、また最新の防災気象情報の実践的な活用方法等を習得するための研修を平成29年度末の開催を予定しており、これまで研修希望者を募集してきましたが、いよいよ募集の締切がきょう12月17日となりました。

研修は(1)防災基礎コース、(2)防災気象情報コース、(3)実践コースの3つに分かれていますが、全てのコースを受けることが必須とされています。各コースの研修内容は多く、詳細はHPにてご確認下さい。

開催場所が気象庁で遠方は大変かもしれません…実施は土日で2月~3月にかけてとのことで、ご興味ある方は、一度確認してみては如何でしょうか?

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【気象庁発表】大潮による浸水や冠水にお気をつけ下さい

気象庁は1日、12月4日(月)の満月の前後は大潮の時期にあたることから、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなるため、東北地方から関東地方北部にかけての太平洋沿岸、九州北部地方、九州南部の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低地で浸水や冠水となる恐れがあるため注意を呼びかけています。

また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震により、東北地方から関東地方北部にかけての太平洋沿岸では地盤が大きく沈下しています。さらに、この期間中に低気圧の通過などがあった場合は、さらに潮位が上昇する可能性もあります。

このため気象庁では、今後、地元気象台から発表される高潮警報や高潮注意報、また潮位の情報に十分注意して欲しいと呼びかけています。

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黒潮大蛇行が12年ぶりに発生

気象庁は先月29日、黒潮が今年8月下旬から東海沖で大きく南下して流れる「大蛇行」が、2005年8月以来12年ぶりに発生していると発表しました。

黒潮大蛇行によって、船舶の運航や漁業に影響があるほか、潮位が上昇することで、沿岸の低い土地での浸水などの被害が発生する可能性があるため、気象庁は注意を呼びかけています。

黒潮は、通常東シナ海を北上して九州と奄美大島の間のトカラ海峡から太平洋に入り、日本の南岸に沿って流れ、房総半島沖を東に流れる海流です。黒潮の流路が変わると、船舶の運航コースを左右し、燃料代などの経済的な影響を及ぼします。また、海面水温が大きく変わるため漁場の位置に影響を与えます。

さらに潮位が1年で最も高くなる時期が夏~秋であることや、黒潮流路の変動によって東海~関東地方の沿岸では、黒潮反流と呼ばれる黒潮の一部が東から西に流れる現象が発生し、海面が高くなります。このため、沿岸の低い土地では浸水などの被害が生じる可能性があります。

黒潮はプランクトンが少ないということも特徴で、前回の2005年8月に発生した黒潮大蛇行では、静岡県近海のシラスが不漁となったほか、三重県や和歌山県近海のカツオの不漁がありました。さらに1979年には台風通過時に、東海地方で高潮の被害も発生しています。

また、本州の南岸を進む低気圧は秋や冬の終わりごろに多く、急速に発達しながら進み、気温次第では太平洋沿岸で思わぬ大雪をもたらすこともあります。黒潮の大蛇行による海面水温の変化によって、南岸低気圧の進路や発達の具合にも影響を及ぼし、ひいては太平洋沿岸での天気にも影響する可能性も考えられ、気象庁と海上保安庁では、今後も黒潮流路の変動を注意深く監視するとのことです。

気象庁によると、黒潮の大蛇行は、今後少なくとも1ヶ月は続く見込みとのことです。

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暑さ寒さも彼岸まで…来週後半は北日本の山で雪か?

あす23日(土)は「秋分の日」暑さ寒さも彼岸まで…と昔から言われていますが、、、、

#きょうも試験的なネタ記事で、わかりにくい画像、簡素な文章お許しください

けさ発表の週間予報資料を見てみると、来週の29日(金)は、日本の上空約5500m(500hPa)では-30度の寒気を伴った寒冷渦がサハリン付近を通過する予想となっており、なんとその寒気は、上空約1500m(850hPa)では0度!

地上では北日本中心に冬型の気圧配置で、北西風も強そうな天気図となっております。ひょっとしたら、北日本の標高の高い山では雪となる可能性がありますね。

 

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おはぎなの?ぼたもちなの?

きょうは秋の彼岸の入り。

秋雨前線を境に夏と秋が行き来し、暑かったり寒かったりと体調崩しやすい季節でもあります。また、夏の高気圧が徐々に衰退するところに合わせて、台風の進路は本州を通るコースへと移り、9月や8月は台風シーズンでもあります。
さて、スーパーや和菓子屋さんでは、お彼岸にあわせて「おはぎ」を見かけたことと思います。
あれ?おはぎ?ぼたもち?どっち?
どちらも小豆を使った同じ食べ物。
同じものなのに、呼び名が2つ。
ナゼでしょうか?
そもそも「おはぎ」や「ぼたもち」を見かけるシーズンのお彼岸を考えてみましょう。
お彼岸は春と秋の1年に2回。
そして「おはぎ」と「ぼたもち」を漢字に置き換えると「お萩」「牡丹餅」となります。
そう、春のお彼岸の頃に咲く「牡丹」の季節は「ぼたもち」、秋の「萩」の花咲く季節は「おはぎ」と使い分けしているんですね。
そして違いは大きさにもあるようで、ぼたもちは牡丹の大きな花をイメージして「丸く大きく」、おはぎは萩の可愛らしい小さな花をイメージして「すこし細長」に作られるようです。
さらに小豆の収穫時期にあたる秋は、皮まで美味しく食べられるのでつぶあん。春は保存した小豆を使うことから皮が固くなるため、皮を取り除いたこしあんとも言われています。
ちなみに夏は「夜船」、冬は「北窓」と呼ばれます。
おはぎは杵を使わずに作られるお餅ゆえに「つきしらず」。お餅をいつ搗(つ)いたか分からない。夜でいつ着いたかわからない、、という言葉遊びで「夜船」。冬は同様「月知らず」から「北窓」なのだそう。
まぁ、強引と言われれば、そこまでなのですが、、、、
見た目も中身も同じ和菓子を、季節によって呼び名を変えるなんて、四季ある日本ならではの風流な文化のように感じられます。
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